2016年9月19日月曜日

『君の名は。』新海誠監督のアニメ映画


昨日は大ヒットしています新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』を鑑賞しました

アンケートでも何件か取りあげてほしいと、書き込みがありましたので、取り上げてみます


以下はストーリーを紹介する文章です
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。
小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださ―い!!!」
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。
一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。
繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。二人は気付く。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」
いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。
残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。
しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。
入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。
「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」
辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた……。

これから観る人もいるでしょうから、詳しいストーリーの紹介は避けますが、上記の内容は、物語のまだ冒頭ともよべる部分で、そこから物語は二転三転していき、見る人を引き込んでいきます

余談ですが、この作品を拝見する前に、ふと、黄昏というのは、誰ぞ彼?という言葉から来てたんだよなっとぼんやり考えていたら、作品の初めころに、主人公の学校で、このことを説明するシーンがあり、不思議とシンクロしていました


 この作品の優れた点として、美しい風景描写があり、彗星の落ちてくる様は、魅せるものがあります

そしてストーリーも、単なる男女の入れ替わりという、ありがちな設定のみではなく、時空を糸で縫うような交錯した物語で、何度も読者を驚かせる展開が待ち受けています

そうした感想は、一般のサイトでも書いているでしょうから、スピリチュアルな観点から見ていきます

入れ替わる二人の主人公ですが、相手の記憶がすぐに薄れていくという状況にあります

そして、けしてお互いのことを忘れないと胸に刻む二人ですが、しばらくすると、相手の名前も思い出だせなくなり、何があったのかも忘れてしまいます

それは、地上に降りてくるときに、大事な人のことや名前も忘れて、肉体に宿る、生まれ変わる私たちを象徴しているように思えました

私たちは前世で体験した、大切な思いも忘れて、無垢な子供として生まれてきます

そして偶然のように見える出会いを通して、大切な人に今世でも出会うのです

私たちは忘れてしまっていますが、その大切な人とは、前世でも、そのまた前世でも、出会い、様々な体験をしてきた者同士であるのです

それを忘れてしまっていますが、何故かお互い引かれあい、導かれながら、再び今世で再開するのです

この映画には、そうした私たちの魂の物語の秘密が描かれているから、人気となっているのでしょう

平凡に思える人の人生の背後にも、様々な運命の糸は巡り合わされていて、この映画のように、気づかず忘れていても、転生の物語が、秘められているのです

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5 件のコメント:

寅 さんのコメント...

なぜか目頭が熱くなりました。

いろいろなドラマがあるのでしょう。

互いに惹かれ、愛し合うこともあれば

片方が気づいても、もう片方は気づかず

あるいは両方とも気づかずにすれ違ってしまう、、、



願わくは、少しでも多くの光の仲間達が、

愛し合い

そしてその愛の光が

この地球をやさしく照らし

人々の悲しみが

少しでも

癒されますように、、、

みんなが

幸せになりますように

合掌

rion さんのコメント...

洪さんと同じ様な感想を持ちました。前世や生まれ変わりを懐疑的に捉えている人でも、この作品からは、まだ出会っていない大切な人のことを心のどこかで感じられたのではないかと思います。

匿名 さんのコメント...

私もそこの部分が響き、泣いてしまいました。
家族、友人、皆そうですもんね..

そういった意味で思い出させる役割の映画なのだろうと思いました。

Unknown さんのコメント...

今日映画を観てきました。
観てからこの記事を読み返すとこみ上げてくるものがあります。
巡り合わせでいる今の自分と世界との繋がり。
こちらのブログにもご縁で辿り着きました。
ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

こんにちは、直接内容とは関係ない話を思い出しました。
「黄昏」という素敵な日本語です。
かなり前、TV朝日系ニュースステーションで日本語は韓国語から来ているというとんでもない特集が放送されました。
その中で「黄昏」という言葉も韓国語から来ていると断定していました。
VTR明けの久米宏もこれは間違いなしと言い切ってました。
こんな事がこの国で行われ続けてきたことをすべての日本人に知ってほしいです

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。