2016年8月9日火曜日

日本人の特質と稲作の関係


以前に掲載しました記事を再度アップいたします

弥生時代の特徴として稲作の普及がありますので、それが日本人にどのような影響を与えたかを考えて見ます


稲作というのは、土地あたりの収穫量がとても高い作物です

つまり、他の野菜や果樹を栽培すると、より広い面積の土地が必要なのですが、お米は狭い面積で収穫して暮らしていくことが出来ます

それによって、特定の地域に大量の人口を養うことができました

ある一定の場所に沢山の人が住んで生活するようになったわけですね

狩猟採集の場合は、人を養っていくための、森の広さが必要で、集まって暮らせる人数に限界があります

稲作をして、人々が集団で生活することによって、権力者が生まれやすくなります

また、集団社会は、自給自足の生活から、分業制を生み出し、土地を耕し作物を育てる人、服を作る人、農耕器具を作る人、土器などの食器を作る人、そして集団を束ねる権力者などが発生しやすくなります

分業制度が発達すると、生産性もあがってきます

また、稲作は、土地を平らにならし、水を引いて灌漑システムを作り栽培するため、土木工事を必要とし、古代では個人で作るのは難しく、集団での運営を行っていたでしょう

田んぼへ水を引っ張るのも、公平にしなければなりません

そこで集団内での調停役としての権力者を必要とし、集団から抜け出すような個人を忌み嫌う性質が出てきたのではないかと思います

個人が勝手に自分だけ得しようとして自分の田んぼばかりに水を引っ張っていくと、その水域で暮らす周りの人の迷惑となってしまいます

ちなみに、我田引水という言葉は、自分勝手に振る舞い、自分に都合よく行動することを意味しますが、上記の自分の田んぼに水を引くことからきています

こうした、集団社会で生きていかなければならず、そこから離脱することは困難な生活形態から、成功者や、豊かな人を嫉妬し、足を引っ張る精神性が、日本人に根付いていったのではないかと思います

上記のように、稲作では集団でしかほとんど生活できないため、集団から離れることは食べていけなくなります

イジメの存在も、そのような離脱が難しい集団の中で生まれてきます

外国で放牧して暮らす人々では、集団から離れて、自分の好きな場所で暮らしていくことが可能です

このように、稲作文化は、縦社会の集団組織を創り出し、生産性を高めていきましたが、嫉妬やイジメの多い社会もマイナス点として生み出してしまいました

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